10月23日(金)より全国公開の河瀨直美監督最新作『朝が来る』が、河瀨監督と親交の深い写真家のレスリー・キー氏発案のもと、特別養子縁組で家族になった母子14組の写真撮影を行い、来る9月12日(土)より、SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)にて写真展を開催することが決定。 写真展の開催に当たり、オープニングイベントとしてレスリー・キー氏と河瀨監督、そしてスペシャルゲストとして、レスリー氏と親交の深い小室哲哉さんをお迎えし、映画『朝が来る』や特別養子縁組にまつわる鼎談トークショーを実施。
河瀨監督は、9月12日同日に行われるTETSUYA KOMURO ONLINE PROGRAM「Ground TK」にもゲスト出演をする。写真展に際し、河瀨直美監督とレスリー・キー氏からコメントが到着。 また、養親家族の写真展につきましては、SHIBUYA QWSでの展示の後、希望する施設や映画館などがあれば全国を巡回していく予定とのこと。
特別養子縁組で家族になった母子14組の写真展開催! 映画『朝が来る』公開記念。
河瀨直美監督 コメント レスリーはいつも「愛」を欲しがる人だ。そしていつも存分の「愛」を与える人でもある。彼の「愛」は彼 の写す写真によって表現され、人々の心を「愛」でいっぱいにする。今回の写真は彼のライフワークでもあ る「Mother」シリーズの一貫であるが、私の新作「朝が来る」の題材にもなった特別養子縁組によって本当 の親子になった「母と子」が登場する。彼らは血の繋がりはなくとも、繋がれた絆の深さは海よりも深く、 山よりも高い。そんな笑顔に溢れた彼らの姿から、愛ある豊かな世界を感じてもらえると思っている。レス リーの愛が世界を覆うように。 レスリー・キー コメント シングルマザーに育てられた僕は、13 歳の時に実母を亡くし、その後、遠縁にもあたる祖母ぐらいの年齢の 叔母に育ててもらったという経験があります。敬愛する河瀨直美監督の新作『朝が来る』に描かれた「血の 繋がりを超えて家族になることの尊さ」に共感を覚え、僕のライフワークでもある「母と子」というテーマ で、映画にも登場する「養親家族」を 14 組撮影させていただきました。
コロナ禍の今だからこそ、人と人と の絆や、家族の在り方について、考えていただくきっかけになると嬉しいです。 LESLIE KEE (Photographer)
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