「オルタナAOR」のさきがけとなった2011年のソロ2作目『Rhapsdia(ラプソディア)』、そして前作の『童謡(わざうた)』から4年、少し時間をおいて晩秋リリースされる山本精一のあたらしい「うた」のアルバムは、あくまで歌が中核を担いつつも、今年7月にリリースされたばかりの山本のインスト・ソロ作『CAFE BRAIN』に特徴的だった「耳ざわりのいいアヴァンギャルド」にも通底する、実験的な音像を絶妙に混ぜ合わせた仕上がりなっている。 またこれまで山本の羅針盤以降のソロ作は、基本的にドラムス以外の演奏をほぼ山本自身で行ってきたが、今作ではドラムスにsenoo ricky、キーボード/シンセに、西滝太、IEGUTI、坂口光央、1曲のみリズムトラックの制作をSatoshi Yoshiokaが担当するなど、かつてないアプローチをみせており、このような積極的なコラボレーションの導入も、今作における特筆すべきおおきな変化であり、魅力となっている。
全8曲が予定されている。 さらに、2010年発売の『PLAYGROUND』が10周年記念として遂にアナログLPになって同時発売。アナログ化リマスタリングはピースミュージック中村宗一郎、カッティングはコロムビア武沢とこの上ないタッグで奥深い溝。
山本精一、4年ぶりのうたのアルバムを11月に発売! 『PLAYGROUND』アナログ化も決定!
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