株式会社MCAは7月16日、中堅企業のITセキュリティ投資に関する調査を実施し、その結果を発表した。

 同レポートは、従業員数300から999人の中堅企業1,506社を対象に、IT投資、特にセキュリティ投資に関するアンケート調査の結果をまとめたもの。


 同レポートによると、中堅企業市場全体(10,778社)の2024年度IT投資額(MCA推定値)は212,641,420,000円で、そのうちセキュリティ投資は52,732,590,000円で24.8%を占め、他項目と比べても突出して高い結果となった。

 セキュリティに対する投資増減傾向は全18業種で「かなり増加傾向にある」「増加傾向にある」が50%以上となり、なかでも「製造業4繊維・アパレル」「製造業6化学工業」「金融・証券・保険」は70%以上と他業界に比べセキュリティ投資に対する積極性が明らかになった。

 中堅企業のゼロトラストコンポーネント導入率を見たところ、「クラウドセキュリティ」が79.7%、「リモートアクセス」が60.6%、「セキュアWEBゲートウエイ」が53.2%で上位を占め、中堅企業の半数以上が導入していることが判明した。

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