一般財団法人郡上八幡産業振興公社は8月4日、同法人が運営する「郡上八幡屋-特産品通販-」への不正アクセスによる個人情報漏えいにについて発表した。

 これは2024年5月15日に、岐阜県警から「郡上八幡屋-特産品通販-」を利用した顧客のクレジットカード情報の漏えい懸念について連絡があり、2024年6月10日に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、当該サイトを利用した顧客のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性を、2025年2月9日に完了した調査結果で確認したというもの。


 流出した可能性があるのは、2021年3月28日から2024年5月17日の期間中に「郡上八幡屋-特産品通販-」でクレジットカード決済を利用した顧客2,972名のカード情報(番号、有効期限、セキュリティコード)と、顧客情報を入力した顧客6,920名の加盟店ECサイトのユーザ情報(メールアドレス、パスワード、電話番号)とデータベース上の個人データ(氏名、住所、電話番号、購入品など)。

 同法人では対象の顧客に別途、書状にて個別に連絡を行う。

 同法人では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。

 同法人では2024年6月6日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年5月15日に所轄警察署に被害申告している。

 同法人では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。

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