株式会社サンリオエンターテイメントは8月12日、1月21日に発生した同社ネットワークへのランサムウェアによる不正アクセスについて、調査結果を発表した。

 同社では1月21日に、同社サーバへの不正アクセスによるネットワークトラブルが発生し、一部のサービスが利用できない状況となったため、当該サーバ機器及び関連システムをネットワークから遮断する処置を講じた後、外部専門機関に調査を依頼したところ、ランサムウェアによる不正アクセスで個人情報やその他機密情報 最大約200万件が外部に漏えいした可能性が判明していた。


 外部専門組織の調査と解析で、リモートアクセス機器経由での侵入が判明しており、同社の通信ネットワークのセキュリティ体制に一部不備があったため、リモートアクセス機器の脆弱性を狙った不正アクセスに対処できなかったことが原因であると推測している。

 同社では1月23日から一部のサービスが利用できない状況が続いていたが、8月1日時点で復旧が完了している。

 同社では再発防止策として、下記を実施している。

・各種アカウントの認証情報リセット
・管理ポリシーの見直し
・社内外に対しての通信ネットワークのセキュリティ強化
・社内管理機器のセキュリティ強化
・従業員教育の強化

 同社では今後、本調査の結果や外部専門組織によるアドバイスをもとに、さらに高度なレベルでのセキュリティを実現する体制に向けて再発防止に取り組むとのこと。

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