中国は世界第2位の経済大国であり、米国を超える世界の大国になることにも野心を見せているが、日本はどのような立ち位置にいるのだろうか。中国メディアの快資訊は13日、「日本は世界の大国なのか、それとも強国なのか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、現在の日本の立場について、アジア内に限れば「大国でもあり強国でもある」と紹介し、言い換えれば「世界の強国になる潜在力を秘めた地域の大国」となるとした。ちなみに、記事によると「米国は世界の大国であり、中国も将来はそうなる」そうだ。
では、大国とはどのような国を指すのだろうか。記事は「経済力」、「政治的発言力」、「軍事力」の3つが揃ってはじめて世界の大国になるとしている。日本はこの点、経済力は合格点だが「政治力と軍事力では、潜在力はあるが実力を発揮できていない」ため含まれないとした。
また、そもそも日本人の国民性は「大国に向いていない」と付け加えている。日本人は何をするにも細かくまじめなのが取り柄だが、大きなことをするのには向いていない正確であるため、「世界の大国にはなれない」と主張している。ただ、一地域の大国になる能力はあるとした。
記事の主張はあくまで中国人筆者の個人的な考え方を紹介したものだが、多くの中国人の感じ方を代弁しているのだろう。米国に追いつき、追い越そうとしている中国にとって、日本は眼中にないと言いたいのかもしれない。中国の野心はとどまるところを知らないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)