中国は日本より物価は安いが、メンツや結婚生活のために必須とされる「家と車」が非常に高額のため、ローン返済の負担が非常に大きいと言われる。では日本はどうなのだろうか。
中国メディアの快資訊は17日、「日本は家も車も中国より安いのになぜ生活のプレッシャーが大きいのか」と問いかけ、この理由について分析した。

 記事はまず、日本人はいつも「疲れている」と紹介している。中国では、日本人の生活は毎日が忙しく、苦労しているように見えるらしい。中国の平均収入は日本より低いが、中国の不動産価格や自動車価格は日本と同等、もしくは日本より高額であるため、経済的負担としては中国の方が圧倒的にプレッシャーが大きいのは間違いないだろう。

 記事は、中国ほど家と車のローンは重くないはずなのに、日本人が苦労している理由は3つあると主張し、その1つ目は「経済的理由」であり、家と車は中国ほど高額でなくても、それ以外の支出が多く、可処分所得が少なくなるため生活が苦しいとした。2つ目は「仕事」のストレスだ。日本の会社はとても厳しく、就業の15分前には会社に到着して準備しておくことや、仕事中には無駄話もできないなど、制限が多いと紹介した。

 日本人が苦労している3番目の理由は、「家庭」だという。夫が外で働き、女性は家を守るという伝統のため、唯一の収入源となる男性は肩の荷が重いとした。時代錯誤な話だが、今でも日本の女性は働かないと思い込んでいる中国人は少なくない。

 記事の中国人筆者の分析が正しいかはさておき、中国人の目にはそれほど「日本人は生活に疲れている」と見えているようだ。日本人からすれば、メンツのために身の丈に合わない家や車を購入するしかない中国人の方が大変そうだが、苦労の種類が違うということなのだろうか。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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