地震や台風などの自然災害が多い日本では、大きな被害が出るたびに自衛隊が被災地へ派遣され、救援活動が行われる。中国メディアの百家号はこのほど、自衛隊の災害派遣から日本の真の軍事力が分かると主張する記事を掲載した。


 記事は、日本では台風をはじめとする自然災害で大きな被害が発生すると、自衛隊が「災害派遣」として動員されると紹介し、場合によっては予備自衛官も動員して救援活動が行われると紹介した。

 そして、災害派遣は非常に素早く行われ、災害による被害を最小限に食い止めることができていると分析する一方、自衛隊の災害派遣は戦争という有事の際の動員力を示すものでもあると記事は指摘している。自然災害で数万人もの「兵力」を動員できる日本は、戦争になればさらに多くの兵力を動員でき、「中規模の戦争なら100万人、大規模な戦争なら500万人の動員が可能なのではないか」と主張した。

 実際のところ、自衛隊の兵力は約24万人で、予備自衛官は定員が4万7900人に過ぎず、記事は自衛隊の動員力をかなり過大評価しているようだ。一方、「武器生産能力」においても日本には相当な潜在力があると主張し、戦争状態になれば「1年で大口径砲を3万門、戦車を1万台、軍用機を1万機製造できるはずだ」と主張している。

 それで記事は、日本がアジアの軍事強国になるとの野心を持っていることは明らかなので、警戒を怠るべきではないと主張した。記事が主張する数字の根拠は不明だが、日本の軍事力を恐れ強く警戒していることは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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