中国のポータルサイト・百度に15日、日本人に向かって発すると運が悪ければ殴られる可能性がある、中国人が日常的に使う「間投詞」について紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、日本語ができるかできないかを問わず、日本人とコミュニケーションを取る際についつい使い慣れた中国語の間投詞を用いがちであるとした上で「うっかり使ってしまうと、日本人を傷つけてしまう可能性があるから注意が必要だ」と伝えた。
そして、日本人を相手に100%使ってはいけない間投詞として「はぁ?」を挙げている。
 
 中国語で「哈?」と書く「はぁ?」は中国人が日常的に用いる間投詞の一つで、相手の話が聞き取れなかった時、意味が理解できなかった時に使用するという。日本語で言えば「えっ?」といったところだろうか。記事によれば、中国人の発する「はぁ?」の語気は温和であり、相手をバカにするようなニュアンスは含まれていないとのことである。
 
 一方、日本語の「はぁ?」は相手を見下すような語調を帯びている。記事は、日本で見知らぬ人に「はぁ?」という口を聞けば白い目で見られるばかりでなく、喧嘩っ早い相手であれば一発殴られる可能性もあると指摘。
通常は相手に喧嘩を売るときに使う間投詞であり、くれぐれも日本人の話が聞き取れなかったからといって「はぁ?」と聞き返してはいけないとした。
 
 また、中国でも日本同様に相槌を打つ際によく用いられる「うん」という間投詞にも注意が必要だと指摘。中国では誰と話している時でも気にすることなく使うことができるのに対して、日本語の「うん」は先輩や上司といった目上の人に用いると大変な失礼になるとした。そして、目上の人に対しては「はい」あるいは「ええ」といった相槌を用いるのだと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)