日本のサービス業の質の高さは中国でも高く評価されている。質が高いからこそ、少々高額でもニーズがあると言えるだろう。
中国メディアの快資訊はこのほど、日本の引っ越し業者のサービスについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は引っ越し業者に対する需要が非常に大きく、大規模な引っ越し業者がいくつもあると紹介した。そして、そのサービスは「超一流」で、多くの人が面倒で嫌がる引っ越し作業を徹底してやってくれると伝えている。

 具体的には、業者は見積もりを出すにあたってまずスタッフを派遣して荷物を確認し、具体的なコースや費用、日程を決めると紹介した。その後、事前に段ボールやガムテープなどを送ってくれると伝えている。

 引っ越し当日は、マンションなどの場合は建物の入り口やエレベーター、階段など共用スペースを傷つけないように養生すると紹介した。
こうした共用スペースにまで配慮するというのは、中国ではなかなか見られないことと言えるだろう。

 また、スタッフは荷物を運ぶ前にきれいに掃除をし、大型の家具家電には養生カバーをするほか、衣服専用の段ボールがあり、壊れやすい品物は専用の箱に入れて運ぶなど、細心の注意を払っていることを強調した。新居でも、まずは掃除をしてから養生し、やはり傷がつかないようにしていると指摘している。

 このように、日本の引っ越し業者は至れり尽くせりのサービスを提供しているが、そのぶん価格は安くなく、家族の人数や時期によって異なるとはいえ30万円以上することも珍しくないと主張。だが「多くの人が面倒で嫌がる引っ越し作業を徹底してやってくれる」ので、高額でも必要とされる仕事であることを強調した。

 とはいえ、料金は業者によってずいぶん幅があるとも言われており、複数社で見積もりを取った方が良いだろう。
いずれにしても、サービスの質の高さは多くの中国人が認めるところのようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)