中国の自動車市場で最も人気が高いのはドイツ車で、特にフォルクスワーゲンは販売台数でトップの座を維持してきた。では、台湾の自動車市場は中国大陸と違いがあるのだろうか。
配信者が紹介したのは、2020年のランキングだ。これによると、1位はトヨタ・RAV4で3万3400台を販売した。2位はトヨタ・カローラで2万7400台だった。3位は日産・キックスで1万6800台、4位はホンダ・CRVで1万6400台、5位はトヨタ・シエンタで1万3500台となった。
こうしてみると、トップ5はすべて日系車だ。中国で人気のドイツ車の名前は見られず、フォルクスワーゲンはトップ10にも入っていないと伝えた。台湾と中国とでは自動車市場の様子が大きく違うため、配信者は「台湾人は車のことが分かっているのか、それとも分かっていないのか」と疑問を投げかけている。
中国のネットユーザーからは「日系車は燃費が良くて実用的。だから台湾市場で人気が高く、東南アジアのどこでも人気が高い。中国人は富をひけらかすのが好きで面子を気にするから高級ドイツ車に乗りたがる。日本人や台湾人にとって車は交通の足だから実用性が重視される」と解説する声が見られた。
台湾は親日家が多いことで知られており、日本製品や日本ブランドを好む消費者が多いと言われるが、これは自動車の分野でも同様のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)