主に自動車製造向けのインテリジェント製造ソリューションを手がける広州信邦智能装備(301112/深セン)が6月29日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格27.53元に対し、初値は110.68%高い58.00元だった。
同社は2005年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。工業用ロボットおよび関連インテリジェント技術を中心とするインテリジェント製造ソリューションプランと設備を提供する企業で、主な業務は自動車のインテリジェント化、自動化生産ライン、セット設備などの設計、研究開発、製造、組み立て、販売である。中国と日本に製造拠点を設けており、トヨタ自動車、いすゞ、マグナ、東風日産、広州汽車、広汽トヨタ、広汽ホンダなどの著名自動車メーカー、自動車関連メーカーのサプライヤーとして長期的な提携関係を築いている。
2021年12月期の売上高は5億1716万元(前期比17.46%減)、純利益は8066万元(同16.00%増)。22年1~3月期の売上高は1億7532万元(前年同期比91.50%増)、純利益は2280万元(同100.04%増)。
新規上場に伴い調達予定の6億8599万元は(約139億円)は、約68%の4億6519万元をハイエンドのインテリジェント製造設備生産拠点建設プロジェクトに、約26%の1億7640万元をインテリジェント製造イノベーション研究開発センタープロジェクトに、約6%の4439万元を情報化アップグレードプロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)