人民元安の動きが不安視される流れ。
業種別では、不動産の下げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が4.0%安、金地集団(600383/SH)が3.2%安、信達地産(600657/SH)が2.4%安、華遠地産(600743/SH)が1.9%安、保利地産(600048/SH)が1.6%安で引けた。
消費関連株の一角もさえない。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.2%安、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.1%安、百貨店の王府井集団(600859/SH)が2.7%安、乳製品の光明乳業 (600597/SH)が2.6%安、食品の桃李面包(603866/SH)が2.3%安と値を下げた。
発電株も安い。
半面、ハイテク関連株は物色される。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ(10.0%)高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.1%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.8%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.6%高で取引を終えた。
軍事関連株も高い。航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が3.0%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が2.1%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が1.9%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が1.3%ずつ上昇した。医薬品株、自動車株の一角なども買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント(0.10%)高の267.69ポイント、深センB株指数が2.82ポイント(0.25%)高の1133.02ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)