国内発の新規材料に乏しい中、外部環境の不透明感が重しとなる流れ。
業種別では、ゼネコンなどインフラ建設関連の下げが目立つ。中国交通建設(601800/SH)が8.5%安、中国中鉄(601390/SH)が7.8%安、中国鉄建(601186/SH)が6.8%安、中国建築(601668/SH)が4.0%安で取引を終えている。インフラ建設各社は「一帯一路」戦略を追い風に海外進出を加速させているが、「中東地域の混乱は、事業展開に影響を及ぼす」と市場関係者の一部は指摘した。
医薬株も安い。康縁薬業(600557/SH)が5.2%、津薬達仁堂集団(600329/SH)が5.0%、亜宝薬業(600351/SH)が3.3%、薬明康徳(603259/SH)が2.4%ずつ下落した。エネルギー株、素材株、公益株、酒造・食品株、不動産株、海運株、金融株なども売られている。
半面、半導体株は高い。深セン市匯頂科技(603160/SH)が4.5%、上海貝嶺(600171/SH)が3.9%、上海韋爾半導体(603501/SH)が3.3%、杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.4%、有研新材(600206/SH)が1.5%ずつ上昇した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.71ポイント(0.31%)高の232.13ポイント、深センB株指数が0.92ポイント(0.08%)安の1102.00ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)