指標発表前に買いが手控えられる流れ。
ただ、下値は限定的。中国の景気支援スタンスを支えに、指数は高く推移する場面もみられている。国営メディアが16日報じたところによると、習近平・国家主席は今年の経済成長目標(5.0%前後)を達成するため、10~12月期にあらゆる取り組みを行うよう政府当局者に指示した。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)や新城控股集団(601155/SH)、万業企業(600641/SH)などがストップ(10.0%)安、保利発展控股集団(600048/SH)が9.4%安、緑地HD(600606/SH)が9.0%安で引けた。
銀行株もさえない。重慶農村商業銀行(601077/SH)が4.9%、重慶銀行(601963/SH)が3.9%、成都銀行(601838/SH)が3.0%、招商銀行(600036/SH)が2.6%、上海農村商業銀行(601825/SH)が1.9%ずつ下落した。酒造・食品株、資源株、公益株、インフラ関連株なども売られている。
半面、ハイテク株は高い。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.1%、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が3.6%、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が1.2%ずつ上昇した。医薬株、自動車株、保険・証券株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.47ポイント(1.29%)安の265.40ポイント、深センB株指数が5.48ポイント(0.45%)安の1207.30ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)