投資家心理が上向く流れ。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。精密金属加工の昆山科森科技(603626/SH)やネットワーク可視化ソリューションの恒為科技(603496/SH)、情報技術サービスの武漢精倫電子(600355/SH)などがストップ(10.0%)高、積層セラミックコンデンサ(MLCC)製品の鴻遠電子(603267/SH)が8.6%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.0%高で引けた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.2%高と続伸している。
鉄鋼株も急伸。新余鋼鉄(600782/SH)と杭州鋼鉄(600126/SH)がそろってストップ(10.0%)高、重慶鋼鉄(601005/SH)が5.9%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.7%高で取引を終えた。
不動産株もしっかり。金地集団(600383/SH)が4.8%高、信達地産(600657/SH)が4.3%高、保利発展控股集団(600048/SH)と新城控股集団(601155/SH)がそろって3.5%高、緑地HD(600606/SH)が2.6%高と値を上げた。金融株、医薬株、インフラ関連株、公益株、食品・酒造株も買われている。
半面、自動車株はさえない。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が1.6%、賽力斯集団(601127/SH)が1.5%、上海汽車集団(600104/SH)が0.8%、長城汽車(601633/SH)が0.2%ずつ下落した。エネルギー株、通信株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.13ポイント(1.59%)高の263.35ポイント、深センB株指数が6.03ポイント(0.50%)高の1220.56ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)