中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国では5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕した。李強・首相が冒頭読み上げた「政府活動報告」では、より積極的な財政政策を継続する方針が示されている。政策で恩恵を受けやすい銘柄群の物色が続いた。中東地域の地政学リスクを嫌気し、朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、京東(JD)系3社の上げが目立つ。宅配サービスの京東物流(JDロジスティクス:2618/HK)が23.0%高、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が10.0%高、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が1.9%高で引けた。3社はそれぞれ前日引け後に通期決算を発表。京東物流は7%増益、京東集団は52%減益、京東健康は29%増益だった。決算通過で買い安心感が広がっている。京東集団の上昇が寄与し、ハンセン科技(テック)指数は3.2%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
医薬セクターも急伸。
人工知能(AI)技術やクラウド、半導体の銘柄もしっかり。北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.3%、北京智譜華章科技(2513/HK)が2.3%、金蝶国際軟件集団(268/HK)が3.3%、微盟集団(2013/HK)が2.3%、兆易創新科技集団(3986/HK)が4.8%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が3.3%ずつ上昇した。政府活動報告によると、AIを幅広い産業に応用し、質的なレベル向上を図る。また、先端半導体など高度なハイテク品に関しては、外国技術に頼らず、サプライチェーンの「自立自強」を目指すとも伝わった。
半面、非鉄セクターは安い。中国アルミ(2600/HK)が5.7%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.5%、中国宏橋集団(1378/HK)が3.0%、江西銅業(358/HK)と新疆新キン鉱業(3833/HK)がそろって2.4%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%高の4124.20ポイントで取引を終了した。医薬が高い。宇宙・軍需産業、消費関連、自動車、公益、不動産、保険・証券、空運なども買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











