歴史大作映画『レッドクリフ(原題:赤壁)』の撮影現場で9日未明に火災が起き、俳優の男性1人が死亡、7人がけがを負ったことを受け、呉宇森(ジョン・ウー)監督(=写真中)は香港で行っていた同作品の宣伝活動を切り上げ、急きょ、ロケ地の北京に戻った。11日付現代快報が伝えた。


関連写真:そのほかの呉宇森(ジョン・ウー)の写真

 火災原因についてスタッフは、「火を着けた船が別の船に激突するシーンを撮影し終わり、火を消そうとしたところ炎が風におあられて広がった」と説明した。

 製作会社の広報担当者は、「作品の主要部分は既に撮影が終わっているため、公開スケジュールに変更はない」と語った。また、「死傷した俳優の家族の方々には大変申し訳ないことをした」として、賠償などの手続きをできるだけ早く進める考えを明らかにした。

 同作品はハリウッドで活躍していた呉監督の久々の中国作品で、梁朝偉(トニー・レオン)や金城武、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、林志玲(リン・チーリン)など、中華圏の人気スターを大勢起用する大作として注目を集めている。2部構成で、全編は中国などで7月に公開予定だ。(編集担当:恩田有紀)

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