住友電気工業（大阪市中央区、松本正義社長） はこのほど、中国の光ファイバー・ケーブル市場で急成長を遂げている富通集団有限公司（浙江省杭州市）と、光ファイバー母材の製造会社を含む、合弁会社3社を設立することで合意した。

　設立するのは母材と光ファイバー製造の「富通住電光繊（杭州）有限公司」（浙江省杭州市）、光ケーブル製造の「富通住電光纜（成都）有限公司」（四川省成都市）と、持株会社の「住電富通（香港）控股有限公司」（香港）。


　富通住電光繊（杭州）が製造する光ファイバーを使用し富通住電光纜（成都）で中国中西部の情報化推進政策によって需要拡大が見込まれる光ケーブルを製造する。

　操業開始は富通住電光繊（杭州）が2010年9月、富通住電光纜（成都）は09年1月の予定。売り上げは操業開始の翌年にそれぞれ、35億円、62億円を目指す。（編集担当：恩田有紀）

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