1930年(昭和5年)3月12日、インドのマハトマ・ガンディーによる「塩の行進」が始まった。

 当時、塩の専売制度が敷かれていたインドでは、民間のインド人が塩を製造・販売することは認められておらず、塩に課される高い「塩税」がイギリスの植民地支配を支える収入源となっていた。


 イギリスからの独立を求める気運が高まるなか、ガンディーとその支持者約80人は3月12日、塩の専売に抗議するためグジャラート州アフマダーバードを出発、同州南部のダンディー海岸をめざして行進を開始した(「塩の行進」)。

 一行は25日かけて約380キロメートルの道のりを歩き通し、4月5日に目的地に到着。この時には行進の参加者は数千人に膨れ上がっていた。その後ガンディーらは海岸で「非合法的」に海水から塩を作った。これををきっかけにインド各地で塩の製造・販売が行われ、非暴力不服従運動が高まっていった。(編集担当:梅本可奈子)

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