過激な発言が度々注目を集めている香港女優の呉君如(サンドラ・ン)がこのほど、番組で4月19日に行われる「香港電影金像奨(香港アカデミー賞)」について、「どうしていつも、中国本土の女優が主演女優賞を獲るの!?」と不満をぶちまけた。

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 金像奨の主演女優賞は4年連続して中国本土の女優が受賞している。
サンドラはこれについて番組のゲストに招いた俳優の甄子丹(ドニー・イェン)に、「あなたは中国の女優と共演しているけど、香港の女優と比べて資質は高い? 態度は良い?」などと質問。ドニーは「彼女たちは演劇学校に通っていたから基礎はしっかりしている。一生懸命やっていると思う」と語った。

 ここで「一生懸命やっている!?」と、サンドラにかみつかれたドニーは、金像奨事務局の主席で映画監督の陳嘉上(ゴードン・チャン)に助けを求めた。陳主席は「香港と中国が合作した場合、俳優の出演料の配分の関係から、香港男優が主演すれば女優は中国本土となる場合が多いので、本土の女優が香港の女優より演じる機会が増える」と実情を話した。

 実際、現在の香港映画では中国本土の女優の活躍が目立つ。サンドラのパートナーで映画監督の陳可辛(ピーター・チャン)も、2005年の『ウィンターソング』で周迅(ジョウ・シュン)を、07年の『投名状』では徐静蕾(シュー・ジンレイ)を起用した。また、彼がプロデュースした最新作『十月圍城』にも范冰冰(ファン・ビンビン)が出演している。(情報提供:東亜通信社)

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