新彊ウイグル族自治区の博湖県で4日、モンゴル族の米徳可さんが自宅で同自治区の無形文化遺産に登録されているモンゴル族伝統の手工刺繍芸品を制作していた。

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 米徳可さんは今年65歳。
幼い頃から母親に刺繍を習い、50年近く制作を行っている。米徳可さんの作る刺繍の入ったモンゴルパオ用品や伝統の服飾である蒙袍(外側に着る長い着物)などの芸術品は現地のモンゴル族から人気があり、これまでに多くの賞を受賞している。

 2008年3月、米徳可さんには「第一自治区級無形文化遺産」の称号が与えられ、「新彊モンゴル族服飾制作技芸」項目の代表的伝承者となった。(CNSPHOTO)

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