作品は、核戦争で廃墟と化した未来が舞台になっており、機械の兵士が壊れた家庭用お手伝いロボットを発見、中に残されていたメモリーを再生するというストーリー。メモリーにはロボットが一緒に暮らしていた思われる家庭の、娘の成長過程が記録されていた。
製作に1年の時間を費やしたという作者のYAMAJUN2005さんによるコメントにもあるとおり、登場人物の仕草、表情の変化などでは実写映像の技術を生かした細かい表現が随所に見られ、あたかも本物のホームビデオを見ているような錯覚に陥る。メモリーに残っていた幸せそうなシーンが、廃墟と化した現実をより際立たせている。
公開から1週間で約120件のコメントがついており、「絵が丁寧」「言葉を介さずとも感情が伝わってくる」「多くの人に見てもらいたい」と絶賛のコメントが相継いでいる。そして一番最後のシーンで「ぐっときた」と感想を述べるユーザーも多数いた。
「Uターン禁止」の標識、お手伝いロボット、核戦争…見れば見るほどこの作品の完成度の高さ、見る人に考えさせる力の強さを感じる作品である。「次は1年後ですよね?」というユーザーのコメントがあったが、今後の作品も楽しみである。(編集担当:柳川俊之)
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