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「十二支動物像」は1856年のアロー戦争時に、英仏連合軍が略奪したとされており、現在もまだすべてが回収されていない。
今回復元を行ったのは、円明園の管理などを手がけている冷貝氏。史料などを基に実際の「十二支動物像」の材質や形などを調べて忠実に再現。また当時の噴水技術も精巧に模倣し、十二支が時間を知らせる仕掛けを再現した。
約150年ぶりに円明園を飾った「十二支動物像」噴水は、これから新たな時を告げ始める。(編集担当:中村卓朗)
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