世界各国のジンクスを研究中という台湾の女性ブロガー・tabitabiが、妊娠中のジンクスをチェック。ブログに掲載し、台湾人に紹介した。


 「台湾と同様に日本にも妊婦のジンクスがあり、よく知られているのは、“妊娠中に火事の現場に遭遇したら、あざのある子どもが生まれる”、“妊娠中に葬儀に参列したら、同じくあざのある子どもが生まれる”という2つらしい」と述べたtabitabi。「どちらも、妊婦が精神的ダメージを受けおなかの赤ちゃんに悪影響、人込みに行くと転倒するなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるというのがその理由で、日本人らしい細かな気遣いを感じた。葬儀に出席する場合、鏡を持ち不幸を跳ね返せばあざはできないそう。このようなジンクスは単なる迷信に過ぎないが、縁起が悪いとされることはできれば避けたいもの。台湾人の私も、日本のジンクスは守りたいと思った」という。欧米のジンクスは納得できないものも多いが、日本の感覚はすんなりと受け入れられるそうだ。

 そのほか、台湾と似ている“産後21日間ベッドの上で過ごす”という習わしを挙げ、「台湾の“坐月子”と同じで、水仕事などはせず、休養して体の回復期間を取ること」と説明した、tabitabi。「台湾には“坐月子”期間に赤ちゃんと過ごす宿泊施設があるが、日本にはないよう。最近の日本女性は出産後すぐにベッドから降り、すぐに日常の生活リズムに戻そうとするパターンが少なくないらしい。欧米の影響かもしれないが、常に時間に追われている現代の日本女性。せめて出産後くらいはゆっくり休んでほしい」と労わりのメッセージを送っている。

 ちなみに台湾妊婦のジンクスは、家具の配置換えは禁止(流産や早産に気を付ける)、はさみを持たない(耳のない子どもが生まれてこないように)などがよく知られており、日本以上にたくさんあるとも言われている。
(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

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