発表された写真は数種類あり、頭蓋骨の一部を王冠のようにかぶって笑う白衣姿の若い女性などが移っている。
ただし、少数ではあるが、「よくないことだが、遺体に対する恐怖感を振り払おうとするための行動だったのではないか」など、写真に対してやや理解を見せる意見もある。
その後、「骨格標本を玩具にしていたのは重慶医科大学の学生」とする情報が広まった。重慶医科大学は「本学とは無関係」とする声明を発表。同写真が流布していることを7日に知り、ただちに調査を進めたが、写真に写っている人物は同大学学生ではなく、背景の部屋も同大学には存在しないという。重慶医科大学は声明文で、「学生と本学の教育の名誉を著しく傷つけるものだ」、「警察にも通報した。本学は、写真掲載の責任者の法的責任を追及する権利を留保する」と主張した。
一方で、「重慶医科大学の学生と紹介したのは私だ」と主張する書き込みも出現。「私自身が医科大学の出身者なので、生命に対する畏敬の念を持つべきと主張したかった」、「重慶市の掲示板にあった写真を転載した」、「重慶医科大学の学生かどうかは、推測にすぎなかった」などとする謝罪文を掲載された。
しかし、謝罪文の中には「女性の顔つきからみて、広東省の医大の学生だろう」などと主張している部分もあり、根拠のない推測を発表することについて、改めて批判が出る可能性があるある。
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