サマランチ氏はスペインのバルセロナ市で現地時間21日、心臓疾患のため死去、89歳だった。
1980年から2001年の間、国際オリンピック委員会(IOC)の会長を務め、退任後も終身名誉会長に就くなど、オリンピックの発展に貢献していた。
オリンピックを商業化したことなどから、一部で同氏の功績に対し批判的な立場をとる人も多いが、中国国内では同氏を称える人が圧倒的に多く、この日も、銅像前には大勢の北京市民が集合。北京オリンピック開催に尽力した「恩人」に、哀悼の意を表していた。(編集担当:中村卓朗)
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