同地震局によれば、特異な自然現象を地震の前触れと誤認したり、地震関連当局による正常な活動が過度に報じられることでやはり大地震が近いと勘違いされたり、海外からの「地震予知情報」が流入することが、「こうしたデマがはびこる原因」とし、「あまりにも具体的な発生地点・時間の“予知”、海外からの情報、震災後の災害状況の克明な描写があるようなものは、原則としてデマと考えてよい」と注意を促している。
中国では、2008年5月の四川大地震、2009年4月の青海省地震など、多くの犠牲者が出る大地震が発生している。海外にも災害状況が詳細に伝わるような大地震以外、中国国内でも地震は非常に多く、地震情報に多くの関心が寄せられている。一方で、最近、中国最大手のポータルサイトのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で、自分のページに大量のアクセスを集める目的で、虚偽の“地震予知”情報を流したとして、学生2人が中国当局に拘束されるという事件も起きていた。(編集担当:鈴木義純)
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