これはサーチナ総合研究所(上海サーチナ)が行ったインターネット調査の結果。北京、上海、広州在住の市民、合計1000人から回答を得た。それによれば、「聞いたことがない」が14.1%。日本では全体で60%程度普及しているとされる同便座・便器についても、中国の大都市に限ったとしても「まったく未知のもの」という回答が少なからずあった。
一方で、「使ったことがある」との回答も1割を超えた。上海では特に使用経験者が多く、本調査結果では20%近くに達している。高級ホテル・オフィスビルなどでは、TOTOの「ウォシュレット」(同社商標)などを導入しているものも増えてきていることと関係がありそうだ。
日本が世界に誇る技術の一つ、温水洗浄便座及び一体型便器。中国全体では、認知度はまだまだこれから。しかし生活水準の急上昇に伴い、トイレに対する志向・興味・関心も高まる可能性があり、今後徐々に普及していくことも考えられる。(編集担当;鈴木義純)
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