最近になり中国メディアは次々に、華南師範大学が7月、「既婚者との“関係”を持つ学生は厳しく処罰」する学則を設けたと報じた。同大学によると、2005年10月に定めた規則で、「不倫」だけではなく、未婚の同棲など、恋愛や婚姻、性の問題に絡む法律と道徳への違反が対象になる。除籍や退学処分は行わず、軽い場合には記録にとどめない警告、悪質な場合でも、学籍をとどめたまま観察処分にするという。
■不倫禁止の学則、回答者の4割強が「支持」
「“不倫”で除籍処分」のニュースに絡んでサーチナ総合研究所(上海サーチナ)のウェブサイト「新秦調査」に掲載されたアンケートでは、「規則は必要。学生を正しい道徳観と価値観に導くものだ」と規則を支持する回答が17日午後1時現在、全体の41.15%を占めた。「学校に学生の私生活に干渉する権利はない」と規則に反対する意見は31.41%、「何とも言えない」は26.44%だった。
■男女による「支持」、「反対」の差はほとんどみられず
男性の41.37%が規則を「支持」、31.73%が「反対」。女性は41.40%が「支持」、32.80%が「反対」。
■不倫禁止の学則、年齢が上がると「支持者」減少
年齢別では、20代の41.89%が「支持」、34.86%が「反対」。30代は43.65%が「支持」、30.94%が「反対」。40代は37.88%が「支持」、27.27%が「反対」、50代は35.00%が「支持」、37.50%が「反対」。
■大都市で少ない「不倫禁止」の学則支持者
地域別では、同学則を支持する人が、北京市では25.00%、天津市では40.00%、上海市では35.42%、江蘇省では50.55%、浙江省では66.67%、福建省では50.00%だった。
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