週刊文春が調査した「女に嫌われる女」のランキングで、2010年に続き、11年も中国系議員の蓮舫氏が上位に入った。蓮舫氏が嫌われる理由は、「表情が冷たく、公の場でいつも顔がこわばっている」や「発言が激しい、女性らしくない」といったものだった。
中国網日本語版(チャイナネット)「こうした回答の裏側にはもっと何か深い理由が隠れているようだ」とし、その理由を考察した。以下は同記事より。

 日本の社会背景にあって、「強い性格」で嫌われる女性は彼女だけではない。今年のランキングには、現厚生労働大臣の小宮山洋子氏も10位に入った。内閣のたった2人の女性大臣はいずれも女性から嫌われているようだ。さかのぼってみると、ほぼすべての女性政治家がかつて非難を受けている。元外務大臣の田中真紀子氏と外務省官僚は「火水の仲」で、陰で「女えんま」と呼ばれていた。

 週刊文春が発表したランキングは、女性読者1000人が投票した結果で、女性からすると、蓮舫氏や小宮山洋子氏は異色な存在なのかもしれない。別の角度からみると、男性主導の日本社会の中で、女性の無力感とやるせない気持ちを反映しているともいえる。

 華人が日本社会で成長・発展するのは大変なことだ。日本の政界ではなおさらのことだ。蓮舫氏の収めた成功は、華人の才能を世に示しただけでなく、日本の華人社会を励ます効果がある。
そうすると、日本メディアは彼女を厳しく責めるべきではないし、華字メディアはもっと彼女に拍手喝采を送るべきだ。(おわり 編集担当:米原裕子)
編集部おすすめ