静岡県沼津市にオープンした「沼津港深海水族館~シーラカンス・ミュージアム」の音楽プロジェクトが、館内のゾーンごとのイメージ曲を集めたアルバム「DEEPEST」を発売した。

 同施設は、水深2500メートルという日本一深い湾である駿河湾に生息する深海生物を一堂に集め、普段あまり触れる機会のない「深海」にスポットを当てた画期的な水族館。
「生きた化石」とも呼ばれるシーラカンスの貴重な剥製や冷凍標本、映像などが展示されている。

 この水族館のもうひとつの特徴は、館内のゾーンごとのイメージ曲を、ジャンルの異なる6人の作曲家が担当した「沼津港深海水族館音楽プロジェクト」だ。魚からの視覚刺激がヒトの精神に与えるヒーリング効果を利用してヒトの精神を癒し、健康を促進することを目的とした魚によるヒーリング方法を推進する、弱冠19歳の「フィッシュヒーラー」鈴木香里武さんがプロデュースを担当。KABUTO、徳山美奈子、今野多久郎、林哲司、鈴木結女、池田綾子錚々たる賛同アーティストが参加した一大プロジェクトだ。

 この各ゾーンのイメージ曲を集め、視点の移動を表すヒーリング曲5曲を挟んだ、全12曲のイメージアルバム『DEEPEST』が、水族館のオープンに合わせてリリースされた。ヒーリング、現代音楽、クラシカル・ポップス、シンフォニック組曲、民族音楽、サウンドアート等、館内ゾーンごとにジャンルの異なる曲を取り揃えた世界初の企画がまるごと収められた貴重な一枚。
作曲家6名とプロデューサー、館長によるコメントを載せた豪華ブックレットも同梱されている。

 このアルバムは、全国のCDショップや館内ミュージアムショップで販売するほか、iTunesでの配信も開始されている。(編集担当:武田雄樹)