リさんは「朝鮮民主主義人民共和国」と「おなじみ」の調子を実際に披露しながら「これはただ叫ぶだけ、感情も相手もない。昔はそうだったのですが、今は視聴者に話すように、優しく話さなければなりません」と語った。春節に放送するという話を聞いたリさんは、「皆さんこんにちは。今日朝中両国民の祝日、春節です」と穏やかな調子による即興アナウンスのサービスも見せた。
「70歳近くなったリさん、その素顔は親しみやすく快活だ。ここ数年は表舞台に出ることは少なくなり、後進の指導に当たっている」との解説の後、リさんは「私がニュースを読む時間は少なくなりました。若い同僚はきれいですから。画面に必要なのは若さと美しさですよ」と笑い声を交えながら話した。
終始和やかなムードで進んだインタビューについて、CCTVの司会者は「リさんの笑顔や笑い声は、本当に意外なものだった。素顔に触れることで、ニュースの中ではいつも厳粛な面持ちで頭一つ下げない、まばたき一つしない彼女も生き生きとした人間であることが分かった」と結んだ。(編集担当:柳川俊之)