ロンドン五輪に向けて調整を行っている中国女子バレーボールナショナルチームは3月30日、広東省広州市の地元男子チームと対戦し、ストレート勝ちした。中国新聞社が伝えた。


 この「性別を超えた戦い」は、女子ナショナルチームにとって重要な練習試合として注目され、会場には2000人の観客が集まった。試合には王一梅(ワン・イーメイ)など主力選手が出場して「ガチンコ勝負」を繰り広げた。

 試合は事前の申し合わせにより、局面の展開に関係なく4セット限定で行われた。第1セットの開始直後は体格で勝る男子チームが5-2と優位に立ったが、女子選手たちはすぐに男子の攻撃に適応、26-24で逆転した。第2セットは終始女子ペースで進み、男子のミスもあって点差が拡大。25-19で女子が連取した。

 第3セットになると女子は若手選手中心メンバーに入れ替えたが、男子がサーブミスで自滅したこともあり25-22、続く第4セットも25-21と女子が奪い、終わってみれば4-0と女子の圧勝に終わった。

 地元紙・広州日報は31日、試合後に王一梅が「しばらく男子とはやっていないし、彼らの攻撃はやはり強かったけど、これといって技術的に特別なものは感じなかった」と語ったことを紹介した。(編集担当:柳川俊之)
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