相撲は日本の国技とされ、国民にも人気がある。中国網日本語版(チャイナネット)は26日、「日本人はなぜ、相撲に夢中になるのか」と題し、日本人が相撲に夢中になる理由を推測した。
以下は同記事より。

 日本では、相撲の興行である「本場所」が1年に6回行われる。初場所・夏場所・秋場所・大阪場所(春場所)・名古屋場所・九州場所の6場所だ。1年中続く本場所は、日本人を幾度となく興奮の渦に巻き込む。テレビでは実況中継が行われ、新聞や雑誌では本場所の詳細が大きく取り上げられる。

 東京の両国国技館で行われる優勝決定戦のチケットを買うには、1年前からの予約が必要であり、その値段は気が遠くなるようなものである。チケットが手に入らなかった人、あるいは買えない人は、おとなしく巨大な画面とHi-Fi音響設備が備え付けてある中継室で見るしかない。そこでも相撲の熱狂を肌で感じることができる。

 相撲の日本での地位は絶対的なものであり、力士の社会的地位も自然と高いものとなっている。彼らには特殊の階級制度があり、人びとの格別な注目と畏敬の念を集める。数え切れないほどの相撲ファンの力士に対する心酔ぶりは凄まじいものだ。

 日本では、いくらか名の知れている力士であれば、相当な規模の「後援会(ファンクラブ)」が存在し、普段から様々な見学会や親睦会が開催され、本場所の時には応援団となり、声を上げて声援を送る。
応援している力士が白星を挙げると、ファンは興奮のあまり失神寸前となる。勝利の宴は終わることを知らず、パレードや宴会、記者歓迎会、錦絵の製作や研修旅行などキリがない。(つづく 編集担当:米原裕子)
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