中国河南省のホテルで、旧日本軍を想起させる旭日旗が掲げられていたことが先日報じられたが、ホテルの責任者は「旭日旗ではなく、風水で運気を上げるための旗だった」と釈明した。中国メディア・中国新聞社が28日報じた。


 先日、中国国内のネット上で同省安陽市にあるホテル「万匯大酒店」に旭日旗が掲げられているとの書き込みがあり、国民感情を傷つけるものだとして多くのネットユーザーや市民が旗の撤去を呼びかけた。

 記事は、騒動発生後の27日午前にホテルに行ってみたところ、すでに旗が撤去されていたこと、現地の行政当局の関係者がホテルを訪れたことを伝えた。そのうえで、ホテルの社長が「あるは日本の軍旗ではない」とコメントしたを紹介した。

 社長は旗が旭日旗ではなく、風水に関連したものであるとした。そして、掲げた経緯について、8月末に開業した直後にある株主が急死、ホテルの風水が良くないとの指摘を受けたこと、そこで風水師の指示に従って例の旗を掲げたことを説明した。

 記事は、旗が日章旗のように白地ではなく、黄色地であったと紹介。社長が「ある人から日本の軍旗にそっくりだといわれて驚き、急いで撤去した」と語ったことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)
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