問題となっているCMは、ANAのパイロット制服を着た俳優の西島秀俊さんとお笑いタレントのバカリズムさんの2人が、国際線航空会社としてのANAのイメージアップについて英語で会話している内容。
西島さんが「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」と語り、バカリズムさんが「もちろん」と応じるが、バカリズムさんの見た目が金髪で鼻を高くした変装に代わっているというものだ。
全日空は苦情を受け、20日夜までにCMの放送を取りやめた。特に人種差別的な内容ではないと思われるが、中国の簡易投稿サイト・微博での反応を見てみると、「白人を差別しているという意味か?」、「何が差別か分からない」など、差別との批判は不可解との意見が多く寄せられた。
ここ最近は何かと日本に対する批判的な中国人ユーザーが多いものの、今回の件については日本を擁護するユーザーのほうが多く、「ただのジョークだし、おもしろいCMじゃないか。欧米の人だって見たらおもしろいと思うだろう」などのコメントもあった。
むしろ、「日本人の鼻が低いことを自虐的に笑っているだけだろう」との意見もあり、全日空のCMを問題視する意見はほとんど見られなかった。同CMが問題になるのであれば、欧米の映画などで描写される日本人や中国人のほうがよほど酷いとも言えるのではないか。(編集担当:畠山栄)
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