台湾人3人が福島県檜枝岐村の燧ケ岳(ひうちがたけ)で遭難した事故が、台湾でも話題になっている。
報道によると、3日午後8時過ぎに山小屋の従業員から「台湾人の10人のグループが下山しない」と警察に通報があった。
台湾メディアの民視新聞台は「グッドニュース!」と題して遭難の経緯について、「登山途中で70代の女性1人が体調不良を訴えたため、同行の男性2人が付き添って残ることを決断。その他の7人は無事に下山したが、3人と通信が途絶えていた」と説明。「福島県警と消防当局は4日午前6時から17人の救助隊を編成し、防災ヘリを要請するなどして、捜索・救助活動を本格化させていた。3人の無事を願う声が広がる中、午前10時半ごろに現地メディアが3人が救助されたと報道した」と伝えた。
また、燧ケ岳について「標高2356メートルで東北地方の最高峰。山域は尾瀬国立公園に属し、尾瀬沼に隣接する。春から秋にかけて多くの登山客が訪れる、人気の景勝地である」と紹介した。
なお、台湾のネット掲示板PTTでは4日朝に「3人が遭難し、現地の警察と消防が捜索中」との情報が書き込まれると、ユーザーから「また台湾人が面倒事を起こした」「海外にまで恥をさらしてくれたな」「70代で海外の山に登るのか」「おとなしく台湾の山を登っておけばいいのに」「残雪もあるだろうに。きちんと準備して行ったのか?」「日本人に迷惑かけないでよ」といった声が上がっていた。