25日、26日にテレビCM放映されたZ会とアニメーション作家・映画監督の新海誠氏によるコラボレーションアニメ「クロスロード」が中国で話題を集めている。

 「クロスロード」は、離島に住む女子高生と、都内在住の男子高生が「Z会の通信教育」を受けて受験勉強に励む姿を描いた内容で、ふたりが同じ大学を受験し、合格発表の場所で出会うという物語りになっている。


 同アニメーションは、「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」で有名な新海誠氏が監督を務め、「とらドラ!」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で知られるキャラクターデザイナーの田中将賀氏がキャラクターデザイン・作画監督を務めた。

 中国の簡易投稿サイト・微博で映画やアニメの紹介を行っている新浪大片がアニメーション「クロスロード」について紹介すると、中国の微博ユーザーからは同アニメーションのコンセプトである「受験生応援」に呼応し、日本の受験生を応援するコメントが多く寄せられた。

 日本よりもはるかに人口が多い中国の「受験戦争」は、競争の激しさが日本の比ではないと言われている。中国人ネットユーザーたちも受験勉強の大変さが分かるのだろう、「がんばれ! 日本の高校3年生」、「わが国の受験生も負けるな」などといったコメントが寄せられた。

 また、新海誠監督の作品ということで、同監督のファンとみられるユーザーからもコメントが届いており、「新海誠の作品は細部まで書き込んであって、本当に美しい」、「秒速5センチメートルは本当に感動したなあ。クロスロードも癒やされる作品だ」などといった意見があった。

 微博においては反日的なコメントはほとんど見られず、同話題に反応した中国人ユーザーの多くがアニメという文化を通じて日本に親近感を抱いている様子が見て取れた。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)


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