姜明求教授は、20歳から50歳までの北京市民400人を対象に普段視聴しているドラマについて調査した。さらに同研究では、中国のインターネット上の書き込みを引用、「英国ドラマの視聴者は米国ドラマの視聴者を見下し、米国ドラマの視聴者は日韓ドラマの視聴者を蔑んでいる。日韓ドラマの愛好家の下には台湾・香港ドラマの愛好家がいて、中国ドラマの愛好家は最下層とされている」と報告した。
果たして姜明求教授の研究は信ぴょう性があるのだろうか。中国の簡易投稿サイト・微博での反応を見てみると、研究に対する反論が多く、「中国では男性は日本ドラマを、女性は韓流ドラマを好む」と学歴や収入とは関係なく、試聴するドラマは性別が関係しているとの主張があった。
また、「韓流ドラマなんて見ないが、それでも自分は貧しいままだ」といった悲壮感ただよう報告や、「日本の首相夫人は韓流ドラマのファンではなかったか?」などといった指摘もあった。
確かに安倍晋三首相の昭恵夫人は韓流ミュージカルを鑑賞するなど、日ごろから韓流ファンであることを公言しているが、姜明求教授の研究はあくまでも韓国や台湾のドラマを好む「中国人」は定収入・低学歴の「傾向」があるという報告であり、そもそも日本人を対象にした調査ではない。
そのほか、「ずっと日本ドラマと米国ドラマばかり見てきたが、最近はある韓流スターにハマっている。これは今後、収入が減少することを意味しているのか?」などと不安を吐露するユーザーも見られた。(編集担当:畠山栄)
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