中国政府・教育部の統計によるとして、人口の70%が普通話を用いる能力があり、95%には識字率があり「基準に沿った漢字の用法」を身につけているとした。
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◆解説◆
「普通話」は、「あまねく通じる言葉」の意。清朝期には、官僚らに北京音を土台にした北京官話が定着。中華民国期には「官話」の名称が「国語(グオユー)」となり、標準語として採用された。
中華人民共和国は1955年、「国語」にもとづく「標準中国語」の規範づくりを実施。「普通話」として全国への普及に着手した。現在は、中華人民共和国憲法でも、教育についての内容を盛り込んだ第19条で、「国家は全国で通用する普通話を推し広める」と定めている。
台湾では現在でも「国語」の名称を用いている。大陸側の「普通話」とは十分に通話可能だが、語彙や語順で若干の違いがある。台湾「国語」の場合、「普通話」よりも古風で典雅な言い回しが多いとされる。語彙では土着方言(台湾語、別称ホーロー語など)の影響があり、さらに日本による統治の歴史がある関係で、日本語由来の言葉も比較的多い。
台湾「国語」は、戦後になり大陸から移った国民党政権が使用を強制したもの。
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