中国メディア・汽車之家は13日、「中国の自動車工業史を変えた日本のエンジン」とする記事を掲載した。記事は「ドイツ人が中国人に自動車の作り方を教え、日本人は中国人にエンジンの作り方を教えた」としたうえで、中国の自動車工業に深い影響を与え、彼らが目標としてきた日本のエンジン10種類をトップ10形式で挙げ、それぞれ説明を加えた。
記事が紹介したのは10位から、スズキF8B、ダイハツTJ376、スズキF10A、トヨタ8A-FE、三菱4G13・4G18、三菱4G63、三菱4G64、トヨタ4Y、三菱4G63S4T・4A91T、そしていすゞの4JB1だ。その多くが、1980年代から90年代にかけて中国国内に入ったものだ。
特に、1位となったいすゞの4JB1は、1985年に中国へと入って以降、約30年にわたって中国国内の小型トラック・バスなどに広く用いられ続けており、中国で「いすゞのエンジン」といえばこのタイプを指すと説明。動力は時代遅れではあるが、数十万キロメートル走っても大きな修理を必要としないなどの評判により、中国国内では「神エンジン」と称されていると伝えた。
中国の自動車メーカーは近年技術力を大きく高めて「ただの劣悪なパクり」の段階を脱しつつある。一方で、完全な「独り立ち」を実現するには、日本メーカーに負けない高品質で高性能なエンジンの開発が欠かせない。中国の自動車愛好者の多くはいつか、中国で開発された高性能エンジンを積んだ中国産自動車が自国市場、さらには世界の市場を席巻する日が来ることを夢見ていることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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