中国メディア・今日頭条は20日、「アジア最大の駅はやっぱり中国のものだ」とする記事を掲載した。記事は、世界的に鉄道が主要な交通手段となっており、各地に無数の駅が存在するが、アジア最大の駅となると「真っ先に思いつくのが中国とインドだ」として、中国国内に存在するアジアトップクラスの大きさを誇る駅を紹介している。
まずは、2008年にできた南京南駅。完成当初は駅舎面積の大きさ、列車の運転数いずれをとってもアジア最大の駅だったとする一方、「今は、南京南駅よりはるかに大きい駅が作られている」と説明した。2つ目は、北京南駅だ。建築面積が42万平方メートルという広さで、この地区の交通の要となっており、各地方からやってくる旅客を受け入れているとした。
3つ目は、西安北駅。総面積53万3000平方メートル、建築面積で42万5000平方メートルを誇る、アジア最大規模の高速鉄道の中枢駅であると紹介した。そして最後に挙げたのが、現在建設中の広州新駅。完成すれば、中国、アジアはおろか、世界最大の鉄道駅になる可能性さえあるとし、その完成に期待を寄せている。
「大きいことはいいことだ」といった感じの内容の記事だが、コメント欄に残された中国ネットユーザーの書き込みは冷ややかだ。
単に建物が大きかったとしてもそれがしっかり機能しなければ、大きさに見合った役割を果たさなければ「ハリボテ」同然。外の見栄えが立派でも、中の構造がしっかりしていなければやはり意味が無い。記事が紹介した巨大駅舎の中に、実際は殆ど使われていないムダなスペースはないと言い切れるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(写真は南京南駅、写真提供:(C)ilovehz/123RF)
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