中国メディア・今日頭条は21日、「日本を初めて訪れて、わが国の唐朝のように感じた」とする写真記事を掲載した。記事は全部で12枚の写真を掲載、一般的な日本の戸建て民家、木材が多く使われたインテリア、大阪の繁華街、高台から見下ろす川の眺め、日光江戸村、伊豆、人力車夫といった様子が紹介されている。
記事では唐の都・長安の面影を残すとされる京都の写真は1枚も紹介されていない。京都のみならず日本の様々な部分に古代中国のエッセンスが残っているということなのだろうか。写真を見た中国のネットユーザーからは、日本の清潔感や静かさを評価する声が少なからず寄せられた。「実際に行って見てみたい」、「見終わって、国内では見られないことに心が痛んだ」との感想もあった。
また、印象的なのは「盛唐を見るなら日本に行け、民国時代を見るなら台湾に行け」、「唐は日本にあり、明は南北朝鮮にあり」といったコメントだ。中国は過去の王朝が残してきたものを現代に伝えられなかったことを皮肉めいて表現したものと思われる。「中国の今の都市発展はまともでない。2000年の歴史を持つ古代国家の特徴がほとんどない」との意見が見られることからもその嘆きっぷりが伺える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)chatmali/123RF)
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