中国メディア・今日頭条は24日、上海に行った日本人が日本との違いや、自身が持っていた中国のイメージとの違いから驚くことについて紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本人の視点で、日本人が上海居住後に気づく日本との違いや、先入観による印象との違いをまとめてみた」として、10の事柄について紹介している。
1つ目は「物価の高さ」だ。記事によれば、日本人は「中国は物価が安い」と思い続けているが、2014年以降の円安や富裕層の増加によって上海の物価は上昇しており「以前、上海人は日本人=お金持ちと認識していたが、今では日本は物価が安くていいと言うようになった」とのことである。

 2点目は飼い犬が放し飼いでもおとなしくしている点。上海の街角では首輪なしで飼い主の周りを歩いている犬を日常的に見かけるが、これは小さい頃からのしつけをしっかりしていること、毎日犬といる時間を長く持っていることによるものだと説明している。3点目は、バイクのエンジン音が聞こえないこと。上海の市街地では基本的にエンジンバイクは侵入できず、ほとんど電動バイクであると紹介。一方で、エンジン音がないためにしばしば事故も発生すると伝えた。

 4点目は春と秋の時間が日本に比べて短いこと、5点目には社会で女性が大いに活躍している点を挙げた。レストランやホテルのマネジャー、医師、ドライバーなど日常社会で接する職業の過半数は女性が担当しているとする一方、美容師に関しては女性の割合が日本よりも低いのだという。6点目は、レストランで供されるのが冷水でなくお湯やお茶であること。これは、中国人観光客が日本にやってきて驚くことの裏返しだ。

 7点目は、小学生が流暢な英語を話すこと。
記事は、国際的な学生の英語能力調査で、上海が日本や韓国、シンガポールなどの子どもたちを上回る結果が出たと紹介している。8点目は「大家が寛容」であること。部屋を借りる時に、家電製品や家具が家賃に含まれていること、壊れたら大家さんが新しいものを購入してくれること、そして「ペット禁止物件」がとても少ないことを挙げている。

 最後の2つは、宅配サービスがとても便利なこと、銀聯カードが便利なことだ。ネット上で注文したものが翌日に届き、市内の飲食店やスーパーでも配送サービスを利用できるほか、航空券やコンサートチケットもネット上で注文すれば宅配便で届けてくれるとした。

 特に物価の変化と、急速に発展したオンライン決済サービスには、多くの日本人が驚きを持っているかも知れない。頻繁に訪れている人は問題ないが、しばらく中国を訪れていない人、いまだに「人民服に自転車」の固定観念から脱却できていない人は、一度中国に行き、北京や上海などの大都市に足を踏み入れてみたほうが良さそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Iakov Kalinin/123RF)



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