2020年の五輪開催に向け、ますます世界からの注目が高まっている東京。ある外国雑誌の「生活の質が高い世界の都市ランキング」で3年連続1位を獲得したという。
中国メディア・今日頭条は7日、「いったいどうして、3年連続世界一を獲得したのか」とする記事を掲載した。

 記事の作者はまず、8年前に初めて訪れたという東京の印象を紹介。清潔さや礼儀正しさ、発達しているうえ時間に正確な公共交通、アート活動が活発で、建物から家具、生活雑貨まで精巧なデザインにあふれている・・・といった点を挙げた。

 そのうえで、英国の著名なライフスタイル雑誌Monocleが毎年発表している「生活の質が高い25都市」ランキングで、東京が今年1位を獲得し、3年連続の1位となったことを伝えた。記事は「2007年に創刊し、生活分野の話題に特化してきた雑誌が発表する年に1度のランキングは、大いに参考にする価値がある。不動産が高価過ぎる都市は下位になり、文化的ムードと交通システムの充実といった要素を持つ都市が上位に来ているのだ」と説明している。

 また、このランキングにおいて過去3年間東京が1位にランクされてきた際の評価についてそれぞれ紹介。15年には「大都市で生活テンポは速いが、雰囲気は落ち着いていて静かである。現地人にも外来の観光客にも質の高い生活が提供され、しかも、非常に環境が保たれている」とされ、16年には「多彩なナイトライフに加え、交通と治安が不夜城を支えている点で1位となった。電車やバスは便利で時間に正確、羽田空港は24時間開放されている」とされた。

 そして今年は「非常に高い都市生活レべルを持っており、アートに囲まれた街である。東京の大きな魅力は、密集した建築物、豊富なグルメ、魅力的な街の景観そして時間に正確な新幹線だ」といった評価が下されたとのことだ。


 先進的な部分を持つ一方、さまざまな時代の面影を残している。政治経済の中心地であるだけでなく、芸術やファッションの情報発信地でもある。近代的な街並みと同時に、都心にも緑が残されている・・・様々な顔を持つという魅力が、東京にはあるのだ。銀座、秋葉原、浅草を巡ったら東京はもう終わり、というのは、あまりにもったいない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)


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