中国の食堂に行くと、いや、中国に行かずとも、日本のちょっとした中国料理店に行くと、頭からお尻までが同じ太さの中国箸が出てくる。日本の箸に慣れているとちょっと取りづらくて戸惑うのだが、中国の人たちもきっと、初めて日本の箸を見た時に「なんだこの形は」と思っていることだろう。

 
 中国メディア・今日頭条は11日「同じように箸を使ったご飯を食べるのに、中国の箸はどうして日本の箸より長いのか」とする記事を掲載した。記事は、世界には大きく分けて手を使って食事する文化、ナイフやフォークを使う文化、そして箸を使う文化が存在することを紹介。東アジアの日本、中国、韓国はいずれも箸を使う文化に属するが、形や材質には大きな違いがあるのだとしている。
 
 そして、日本と中国の箸には、長さと形状の違いがあると指摘。中国の箸は27センチメートルほどあるのに対して、日本の箸は16~24センチメートルほどと短いとした。また、日本の箸は頭が重くて先端が軽くなっているとも紹介。「彼らは中国から学んだ箸を、現地の人びとに合うように改良していった。中国人にとっては使いにくいが、日本人には非常に使いやすいのである」と説明した。
 
 一方、中国の箸が長い理由については「中国人は大皿料理をテーブルの中央に置き、それぞれが取り分けて食べるスタイルを好む。橋が短いと料理が取れないのだ」と解説。かたや日本人は、一人一人の食事が用意されるため、そこまで長い箸が必要にならないのだとしている。
 
 記事を読んだ複数のネットユーザーが、日本の箸の先端が尖っている理由を「刺身が食べやすいから」と答えている。
魚を良く食べるから、という点ではその通りかもしれないが、刺身よりも焼き魚の身を骨から外すといった細かい作業がしやすいからだろう。日本の箸は、銘々のお膳のなかで細かい作業をしやすいように進化し、改良されていったと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)


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