記事は「パクリという言葉を聞くと、すぐに中国を連想する人がいる。
そして、当時の日本メーカーは欧米製品をパクることで身を起こしたと指摘。「20世紀初め、欧米では先進的な家電製品が発明されたが、生まれたばかりの日本メーカーははるばる米国を視察し、それを憚りもなくパクったのだ。掃除機や冷蔵庫もみな米国の製品をパクったもので、外観も瓜二つなまでに模倣されている」と説明している。また、家電製品以外にも自動車のデザインにおいてもパクリが平然と行われてきたと伝えている。
記事は「パクリは中国ではネガティブな言葉だが、日本人はそうは考えない。彼らは自らを『学ぶのが得意な民族』と認識しているのだ」評した。
中国のネットユーザーからは、日本がかつて繰り広げてきたパクリと現代における中国のパクリでは性質が異なるとの指摘が見られる。「模倣は発展の上で必要なこと。日本は中国みたいにただパクっているだけではない」、「パクリは恐ろしいことではない。恐ろしいのはパクるうえで進取の精神や品質を重んじる心がないこと。
また、あるユーザーは「パクリ自体がどうこうというよりも、他人が1960年代ごろにやっていたことを、21世紀においてわれわれがなおもやり続けていることが忌まわしい」との感想を残している。
あくまでも成長や発展のために行う一過性の模倣と、それ自体が目的化してしまったパクリ。日本の製造業と中国の製造業における「パクリ」の違いはこの点にあるようだ。ただ、中国はこれから「パクリ」を一過性のものに変えるチャンスを持っている。そのためには、さまざまな分野でオリジナリティあふれる製品を次々を生み出していかなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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