中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人からすると日本人の「姓」は種類が多いと同時に「奇妙」に感じるものも多いと伝える一方、「姓」からも日本と中国の文化的な違いが見て取れると伝えている。
日本で使用されている「漢字」は中国で生まれた文字であることは周知の事実だが、同じ文字を使用しているだけあって、中国人から見た日本人の「姓」の中には時おり、違和感や奇妙さを感じるものがあるのだという。確かに、日本では中国語で侮蔑の言葉として広く使用されている単語とまったく同じ言葉が姓として使用されていることもある。また、中国ではあまり見られない「動物」の名前などに由来する姓も日本では珍しいものではない。
記事は、日本ではかつて平民は姓を持っておらず、明治時代になって国民に姓を名乗ることを義務付けた経緯があると紹介。姓を名乗ることになった当時の日本人は、自分の生活に密着した言葉を姓とする人も少なくなく、これが日本人の姓の種類の豊富さにつながったと論じた。
一方、姓については日本人と中国人では考え方が大きく違うとし、中国人は自分のルーツを示す姓を非常に重要なものと考え、日本人のように結婚しても姓が変わることはないと指摘。近年の日本では夫婦別姓が議論されているが、中国ではずっと夫婦別姓で、これは自らの姓に対する考え方が日本人と中国人で大きく違っていることの表れだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
日本人のルーツは中国? いずれにしても劣悪な自然条件下で「日本人はよく発展したよ」=中国報道
フランス人が指摘した「日本人と中国人の見分け方」に、我々は赤面せざるを得ない=中国報道
「中国人・日本人・韓国人の見分け方」に・・・「抗韓は日中双方が一致」の声も
日本語が公用語? パラオの親日ぶりは中国人からすれば「信じがたい」=中国報道
爆買いによる経済的恩恵ですらも打ち消せない、日本人の「対中感情」が好転しない根深い理由=中国