中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では毎日、子どもだけで登下校することが普通であり、保護者が送り迎えをすることは基本的にないと紹介する一方、こうした環境の背後には「相応の努力があった」と紹介する記事を掲載した。
記事は、中国ではほとんどの家庭において保護者が校門まで子どもの送り迎えをするとし、子どもが校舎に入っていったのを見届けてから保護者は学校を後にすると紹介する一方、日本ではここまで過保護なことはしていないと紹介。日本はもともと治安が良い国であるため、「人身売買などで誘拐されることを案じる必要はない」のだと指摘した。
だが、日本で子どもたちだけで登下校ができるのは治安が良いからだけではないと指摘。子どもたちの通学路をスクールゾーンとして定めたり、標識で自動車の運転手に注意を呼びかけるなどの「制度」や「ルール」を作り、それを徹底して行うという努力があってこそだとし、こうした努力があるからこそ、日本の保護者は「中国の保護者より負担が小さく、気持ちも楽なのだ」と論じた。
続けて、子どもたちだけで登下校するのは「独立の精神を養うことにもつながっている」とし、日本の教育には「中国が学ぶべき点が数多く存在する」と主張。そして、日本では人身売買を目的に子どもを狙った誘拐がほとんど起きないことを賞賛し、「日本は中国より子どもが安全に暮らせる国だ」とし、この点についても中国は日本に学ぶべきであるとした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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